湯原神社で奉納された式三番。雨の中、観客は傘を差して熱心に見守った
「式三番」力強い舞を奉納
臼田町湯原神社20-30代青年らが役者
 南佐久郡臼田町湯原の湯原神社で二十七日、地元有志が五穀豊穰(ごこくほうじょう)、
天下太平を願う伝統芸能「式三番」を奉納した。雨の中、地元住民やアマチュア
カメラマンら約百二十人が、力強い舞を見守った。、
 「式三番」は一七五四(宝暦四)年から続くとされる湯原地区の伝統行事で、
一九八一(昭和五十六)年には、県重要無形民俗文化財に指定された。役者は翁
(おきな)、千歳(せんざい)、三番叟(さんばそう)など十一人で、地元の二
十-三十代の青年が努めた。、
 扇を上下左右に振り回す翁舞に続き、三番叟が登場。千歳と問答を繰り返した
後、三番叟は手に持った鈴を振りながら、舞台を回って踏みしめ「ドン、ドン」と、
リズミカルな音を床に響かせた。、
 中野市新野の「式三番叟保存会」の五十-六十代を中心にした会員二十九人が
見学、舞の細かい動きまで熱心に目で追っていた。ある会員は「後継者不足が悩
みで、うちにはあんな若い役者はいない。情報交換して互いに学び合いたい」と話
していた。

信濃毎日新聞 9月28日朝刊より


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