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「湯原神社の式三番」は同神社の秋祭であり、現在では九月の最終日曜日の午後一時半より境内
の間口九間、奥行五間の専用舞台で行われる。何年ほど前より行われているのかは定かでないが、
面箱をいれる箱に貼られた紙に墨書で宝暦七年(一七五七)とあり、この年から始まったのではないか
と一般的には推定されている。
しかし別の古文書には「享保十乙巳年マデ揉致、翌年ハ新大夫トナリ
右行事ハ揉相止・・・・・・」とある。これによると奉納をつづけてきた式三番は、それまで演じてきた
翁太夫が亡くなって新翁太夫となったと解釈できる。
奉納を続けてきた式三番は享保十一丙午年
(一七二六)は中止されたものとも推考される。 |