湯原神社の式三番(二)




構 成

最初に清めの神事がある。
これによって舞台は聖地となり神が降神する場となる。
役者登場それぞれ所定の位置につき、やがて笛が奏せられる。
ヲシヤリウロ、ヲシヤリウロ、ヲシヤリウコ、と神秘的に音曲がふかれ、終りのヒヤロイは 魔術的な感じである。つづいて鼓が奏せられる。この笛と鼓は神招きの楽である。
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一 序(翁)

単調な音にひかれ、つぎの四句神歌「問ふ問ふたらり……」の呪祷で 、神はまず翁の持って いる扇に降神する。 扇は神の依代で面をつけることが神懸りの方法である。

一、四句神哥
太夫   問ふ問ふたらりたらりら、たらり上がりらり... 
地    千里やたらりたらりら、たらり上がりらりとう
太夫   所千代までおはしませ 
地    われらも千秋さぶらは..... 
太夫   問ふ問ふたらりたらりら、たらり上がりらり...
地    千里やたらりたらりら、たらり上がりらりとう

(露払い)千歳の舞

千歳  鳴るは瀧の水 鳴るは瀧の水 日は照るとも 
地   絶えず問ふたり ありうどうん/\やァ

ワカ(千歳)

千歳  絶えず問ふたり常に問ふたり.....
地   絶えず問ふたり ありうどうん/\やァ

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「千歳の舞」は「なるは滝の水・・・・」と「君の千歳を総ん事も・・・・・」のワカ (舞の際の謡い物の総称)とからなり、「常にとうたり・・・・」のあと「四方がため」つづいて「袖がらみ」をして滝の水にあてた足拍 子を、ドンドンドンドンドドンドンと力強く踏み舞い収めて座にかえる。


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