湯原神社の式三番(三)




二 封面

翁   總角やどうんどんやァ 
地   尋ばかりどうんどんやァ
翁   坐して居たれども
地   参らうれんげりやどうん/\やァ

三 ワカ

「あげまきや・・・・・」で翁は立上る。「あげまき」は翁と媼とが出逢うこと象徴し、 五穀成就、子孫繁栄と延年寿福の祝音の表れである。

翁   千早振る神の志こさの昔より....
地   そよや りちやりちや どうん/\やァ
翁   凡そ千年の鶴は萬歳楽と謡うたり.....
    又萬代の池の亀は、甲に三極を備へたり。
    天下泰平国土安穏、今日の御祈祷なり。
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地を語りあらわすことは、このことばが祈祷の一つの古い様式で、正体を明らかにし、その者を味方につけ従わせることである。神の協力を得ることになる。

四 翁舞

一、翁舞の囃歌

翁   在原やなぞの翁ども
地   あれはなぞの翁ども、そよや いづくの翁どうん..... 
翁   そよや.....  

「いずくの翁 どうん やア、そよや」の翁の一句のあと小鼓方が急にはげしく打ちはじめる。 踏舞を予想する如き空気を醸し出し、舞いを誘い出す。翁は踏み鎮めの舞いを舞う。 舞いそのものが祈祷である。きよめ つっつきのの字 反閇、からふみと所作が続き翁走り面振りとなる。

五 萬歳楽

翁   千秋萬歳の祝ひの舞なれば、ひとさし舞まはふ萬歳楽
地   萬歳楽
翁   萬歳楽
地   萬歳楽

「万才楽」を唱し鼓にあわせて扇を上下にあおぐ。
囃子の「やあ」の掛声で両手に持った扇を頭上に捧げる。これで降神した神は昇神する。 翁は元の座にもどり、面捌が翁面をはずす。直面(ひためん)の翁は 翁帰りのすり足で退場する。
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