湯原神社の式三番(四)




(三番叟)

一 露払い(揉の段)

翁が帰って行くと三番は立上り「おふ歳やお歳さい 悦ありや悦ありや  わが此の所より外へやらじと思ふ」と昌えながら走り出る。
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足固め、袖がらみ、七つ跳、五つ拍子と狂わんばかりに踏む。三番叟の 「エイー」の声で神が三番叟に憑りつき、神となった三番叟は黒尉面をつける。

二 封面狂言問答

 拍子木の合図で千歳と三番叟の両者が向い合って問答が始まる。

尉  あら目出度や物の心得たるあどの太夫殿に一寸見参申さう
千歳 丁度 奉りて候
尉  たが御立ぞ....
千歳 あど仰せ候程に随分物に心得御あどの役にまかり立て候....
尉  されば候....
千歳 あらようがましや さあらば鈴を参らしょう
尉  こなたこそ       

三 舞い(鈴の段)

三番叟の意にしたがい、千歳は鈴を渡して退場する。 神となった三番叟は神の依代である扇と 神役の象徴である鈴を持つ。勇み足、種まき、千鳥足、髷すりなどの所作を通して翁の踏み得な かった隅々も丹念に踏む。最後に囃子の「エイーェ」の掛声で声で憑依した神は離れる。

三番叟退場し、つづいて囃子方が二重台をおり、舞台前面に進み一礼し退場する。
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